今回はアテンザのノーマルタイヤとして使っている、FALKENのAZENIS FK510の評価を行いたいと思います。
AZENIS FK510(アゼニスFK510)について
ファルケンタイヤのフラッグシップタイヤとなる「AZENIS FK510」。
このタイヤの最大の特長は、メーカーも謳っているとおり、ウェット路面でのグリップ力と、高速走行時における操縦安定性の高さにあります。
高速域での運動性能とウェットでの信頼性を高次元に両立させ、
プレミアムカーにこそ相応しい高い操縦安定性能を誇ります。
出典:ファルケンタイヤHPより
昨今は短時間における集中豪雨の増加などにより、ウェット路面での対応力が求められる環境となってきています。
このタイヤのウェット路面でのグリップ力は、そのような環境下でも強い味方となってくれるでしょう。
AZENIS FK510(アゼニスFK510)の魅力
同ランクのタイヤと比較してコストパフォーマンスが良好
AZENIS FK510は、プレミアムタイヤのなかでもスポーティなタイヤという位置づけになります。
同じようなジャンルに属するタイヤと比較して、価格がとても良心的であり、コストパフォーマンスに優れます。
※参考:価格.comより(サイズ225/45/R19 R3.12.1現在)
銘柄 | 最安価格(1本あたり) |
---|---|
ミシュラン PILOT SPORT4 | 23,000円 |
ブリジストン POTENZA S001 RFT | 27,000円 |
ヨコハマ ADVAN Sport V105S | 26,799円 |
ファルケン AZENIS FK510 | 15,300円 |
ご覧のとおり他車のプレミアムタイヤと比較しても、価格はとても安いのが特長です。
それでいながら、性能面も下記のとおり充分なレベルであります。
ウェット路面での評価
4シーズン使った印象として、メーカーも謳っているとおりウェット路面で不安になることはありませんでした。
印象的だったのは、装着して500kmほど慣らしを終えてから、北海道ドライブに出かけた際のことです。
北海道の郊外路ともなると、スピードアベレージも高く、それでいて轍が出来ていたりと路面状況は良好とはいえない環境が多いです。
そのような中、雨天時の走行機会があったのですが、雨水が溜まっている轍を走っても、ハンドルはブレルことなく車体も安定した状態を保っていました。
下ろし立てであったことは確かですが、ハイドロプレーニング現象を起こす気配もなく、北海道を快走できた思い出が残っています。
排水性の高いパターンもさることながら、コンパウンドも改良されており、全体の剛性を保ちつつも設置路面のみを柔らかくすることでグリップ力を発揮します。
まさにその恩恵を受けることができたドライブでした。
ある程度年月も経ち、走行距離も多くなってきた段階では、初期ほどのウェット性能は発揮しないと思いますが、これまでにウェット路面で不安を覚えることはありません。
摩耗してきても性能が維持されることに感心しています。
ドライ路面での評価 ※公道での使用を前提とした場合
ノーマルタイヤである以上、やはりドライ路面でのハンドリングやグリップ性能は高いレベルを求めたくなると思います。
AZENIS FK510に関しては、以下のとおり評価しています。
・ハンドリング性能
スポーティタイヤとあって、機敏な反応を期待する方もいるかもしれませんが、このタイヤは過敏過ぎず、かといってダル過ぎずという「丁度いい」ハンドリングです。
車両の性能を充分に発揮できるだけの性能を持っていると考えます。
キビキビとしたハンドリングを求める方も、のんびりとしたツーリングを楽しむ方も、どちらのニーズにも応えられるタイヤといえます。
・直進安定性
なんら問題はありません。
・高速走行時の安定性
こちらもなんら問題はありません。レーンチェンジなども意図したとおりの動きで応えてくれますので、安心できます。
・グリップ力
公道においてグリップ力を測れるのか定かではありませんが、例えばコーナー進入時のフロントタイヤへの荷重移動から、出口に向かってアクセルONしていく過程で、グリップに不安を覚えることはありません。
また、途中でRが変化し切り増しをした時も、意図通りに反応してくれますので、充分な性能を持っていると考えています。
コンフォート性能の評価
・静粛性
静粛性に関しては、可もなく不可もなく・・・といったところでしょうか。
プレミアムコンフォートタイヤに比べると明らかに劣る部分にはなりますが、決してうるさいタイヤというわけでもありませんので、普通の評価をしています。
しかしながらコンパウンドの影響か、小石や砂などをよく拾う印象で、雨天後などタイヤハウスが賑やかな時はありますね。
・乗り心地
ロングツーリングへ出掛けても快適にドライブできるだけの乗り心地性能を持っています。
スポーティタイヤというジャンルとしては良質な部類と思います。
ライフ性能の評価
・耐摩耗性
4年間で、スタッドレスタイヤへの履き替え時期を除くと約3万km近く走行しています。
先日の点検でのタイヤ溝は、3.9mm×2本、2.9mm×2本という結果でした。
駆動輪のタイヤの減りはどうしても早くなりますが、スリップサインの目安となる1.6mmまではまだまだ余裕があるため、5年目シーズンも使用できると考えています。
以上から、耐摩耗性は充分な性能を持っていると考えます。
ローテーションやアライメントをしっかり確認し、満遍なくすり減らしていきたいタイヤです。
まとめ
4年間私が使用した評価をまとめると、以下のとおりです。
評価項目 | 5段階評価 |
---|---|
ウェット性能 | ★★★★★ |
ドライ性能 | ★★★★★ |
コンフォート性能 | ★★★ |
ライフ性能 | ★★★★★ |
何よりもプレミアムタイヤというジャンルの中で、圧倒的なコストの安さが最大の魅力と言えます。
これ以上のコストを求めるとすれば、アジアンタイヤなどの輸入タイヤへ行くしかないでしょう。
安心の日本ブランドを良好なコスパで、それでいて性能も高いものを求める強欲な方(笑)にまさにピッタリでオススメできるタイヤです。
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※取扱サイズが限定されていますので、購入の際はご確認ください。