白革シート

掃除ひよこ

私が保有しているアテンザ、ロードスターはいずれも本革シートの仕様となっています。
いずれも白革とあって、汚れが目立ちやすいということもあり、日々の手入れは欠かせません。
そこで今回は、私が行っている手入れ方法と、使用しているアイテムについて紹介したいと思います。

一般的な革製品との手入れの違い

本革製品は、経年変化による味わいを楽しめる製品であり、クルマのシートに採用される本革についても同様の効果があります。
家庭用のソファなどの本革と異なり、クルマのシートに用いられる革製品は、耐久性アップのため表面の加工処理方法が異なっていたり、ウレタン樹脂によるコーティングが施されています。
そのため、家庭用品のクリーナーなどでの手入れは適しておらず、クルマ用の製品を使用することが望ましいです。

特に私の愛車2台は、いずれも白革のシートとなり、汚れが目立ちやすくメンテナンスが重要となっています。
ロドスタ内装
※ロードスター ナッパレザー ピュアホワイト

アテンザ 内装
※アテンザ パーフォレーションレザー オフホワイト

今回は私なりのメンテナンス方法について、紹介したいと思います。

本革シート手入れ手順

①:掃除機で埃やゴミを除去

まずはハンディ掃除機等で大まかな埃やゴミを除去します。
特にシートの隙間等細かいゴミが入り込みやすいので、重点的に掃除機をかけます。

シート掃除機

ガレージ内ではACコンセントを使用できますので、家庭用掃除機で対応しておりますが、
コンセント環境がなければ、車載のシガーソケット対応の掃除機を準備することをオススメします。

②:硬く絞った雑巾で水拭き

シートに付着した汚れを除去するため、固く絞った雑巾等で水拭きをします。
本革は水に弱いので、しっかりと絞ることが重要です。

水拭き後は乾燥となりますが、日陰での自然乾燥を行いましょう。

基本的には上記のとおり、掃除機+水拭き&乾燥で問題ありません。

車内は見た目以上に汚れが多く付く環境です。
そのため、本革シートの手入れは、如何に小まめに実施するかが重要といえます。

おすすめアイテム①:本革拭くだけシート

私が特に使用しているのは、ソフト99から販売している「本革拭くだけシート」です。

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この製品の特長は以下のとおり。

特長①:ミンクオイル配合で革製品の保護可能

ミンクオイルの効果で、使用後はしっとりとした艶感を出すことが出来、風合いに高級感を与えることが出来ます。
ただし、ハンドル部分に施工すると、滑りやすくなる印象です。
ハンドルの持ち手部分がしっかりサポートされる形状であれば問題ありませんが、純正形状のハンドルだと滑りやすくなる可能性もありますのでご注意ください。

特長②:除菌+防カビ効果の付与

シートで拭きあげるだけで、除菌+防カビ効果を付与します。
感染症対策としても除菌効果のある製品は貴重ですが、アルコール等は革製品の劣化を招きやすく、なかなか除菌対策ができないのが実情です。
しかしながら、本製品を使用すればその心配もありません。
また防カビ効果もあるため、長年に渡って使用するうえで、本革シートの劣化防止に有効です。

特長③:不織布により汚れの除去も可能

不織布シートの採用により、汚れをかきとることも可能です。
そのため、掃除機等もかけずに使用してもよいのですが、やはり革表面の傷対策として、私は掃除機をかけてから使用しています。

しかしながら、出先等で使用する際は重宝する機能かと思います。

特長④:7枚入りで350円前後の価格帯

7枚入りで350円前後という価格も良心的であり、シートは1枚で前後席分充分使えます。
また、シート以外の本革部分(ハンドル、シフトノブ等)にも使用でき、お手軽に清掃+除菌・防カビ効果を得ることが出来ます。

シートはしっとりとしておりますので、乾燥させないよう保管場所には注意しましょう。
取り口は写真のとおりシールで密閉できますので、使用後はしっかりと封をします。
拭くだけシート

実際にアテンザの前後席を拭き取ったシートがこちら。
黒っぽい汚れが付いており、しっかりと汚れを除去していることがわかります。
なお、シート1枚で普通車1台分は充分清掃できます。
拭くだけシート使用後

ソフト99 本革拭くだけシートの長所

・シートで拭きあげるだけで、汚れ除去+除菌・防カビ効果を付与することが可能
・価格的にも安くリピートしやすく、シート1枚で普通車1台分は余裕
・使用後のしっとり感で高級感をあげることが可能

ソフト99 本革拭くだけシートの短所

・ハンドル部分に施工すると滑りやすくなりやすい
・シートの保管場所は乾燥しにくいところを選ぶ必要あり

おすすめアイテム②:マツダ純正レザークリーナー

メーカーからもケミカル品の販売がされており、マツダからは下記のようなレザークリーナーが販売されています。

マツダ 純正 自動車内装レザー用洗浄剤 レザークリーナー K200-W0-362

こちらは200mL入りで、約3,000円前後といった価格になります。
柑橘類に含まれる天然の精油成分を主成分としており、汚れの除去に効果を発揮します。
特長は以下のとおり。

特長①:リモネンの分解作用により、細かい凹凸部分まで洗浄可能

有効成分として配合されているd-リモネンの働きにより、本革の凹凸に入り込んだ汚れを除去します。
本革の表面自体は傷つけないため、素材に優しく洗浄することが出来ます。

特長②:柑橘系の香りにより洗浄後の車内環境向上

使用後は柑橘系の香りに包まれ、車内環境が爽やかになります。
清掃後の気持ちよさを味わえて私は好きです。

本革拭くだけシートに比べ、価格は高めですが、その分洗浄効果は高く、ひどい汚れなど発生した際はこちらのクリーナーで洗浄しています。

マツダ純正レザークリーナーの長所

・有効成分の働きによる高い洗浄力で拭くだけシートでは落としきれない汚れも除去
・柑橘系の香りに包まれ爽やかな車内環境の構築が可能

マツダ純正レザークリーナーの短所

・頻繁な使用を想定すると若干コスパが悪い

本革シートの風合いの維持は査定価格アップにも繋がる

洗車なども同様ですが、小まめにケアをしていくことで汚れの定着も防止でき、劣化抑制にもなります。
とはいえ、小まめなケアのためにはお手軽さも必要となり、そういった意味では、ソフト99の本革拭くだけシートは非常に便利な一品です。

マツダ純正のレザークリーナーは価格もそれなりになるため、日常的には拭くだけシートでケアをし、時々レザークリーナーを使用して洗浄をする・・・という使い分けをしてコスト削減を行っています。

登録9年目のアテンザに関して、先日他社ディーラーへ伺った際に、営業の方がシートの美観に驚かれていました。
参考に下取り価格を出してもらう目的だったのですが、シートの美観によって大幅なプラス査定をしてもらうことも出来、やはり査定時に内外装の美観を保っていることは重要だと認識した次第です。
結局買替には至りませんでしたが・・・

日常的なケアをするだけで風合いを保つ効果は高まりますので、紹介したアイテムを使用してみて、年末の大掃除に合わせて車内清掃も実施されてはいかがでしょうか。