冬のオープン状態

マフラーひよこ

四季のある日本でオープンカーを楽しむことは意外と大変です。
今回は、オープンカーを満喫するため私が用意している装備品や、オープンドライブに最適だと思っている時季の運用について記事にします。

オープンカーの魅力

オープンカーとは屋根の開け閉めができる車のことを指します。
屋根を開け放ってドライブを楽しむことは、開放感に溢れとても気持ちの良いものです。
特に四季折々の風景のなか、オープンドライブを堪能できることは贅沢なひと時だと感じます。

残雪の山岳路を気持ちよく流せる春のシーズン
春の山岳路ドライブ

山岳路では、雲の上に出て感じる空気の新鮮さといったら最高ですね
雲海ドライブ

新緑が芽吹く中の爽快ドライブを楽しめる春~初夏シーズン
新緑ドライブ

山々が色づく秋のシーズン
紅葉ドライブ

そして空気が張り詰める冬のシーズン
冠雪した山々

いずれの時季も、オープンカーだからこそより楽しめるドライブシーンとなります。

オープンカーの辛いところ

しかしながら、春夏秋冬いつでもオープンにできるわけでもありません。
春の花粉シーズン、夏の炎天下やゲリラ豪雨、秋の長雨、冬の寒さなど、豊かな自然を楽しみつつもその自然によって快適なオープンドライブを遮られるのも事実。

加えて幌車は耐候性や耐久性にも不安が残り、長年使用していると雨漏りを起こすことも考えられます。
屋根を開けて楽しいオープンカー。開けられない環境下では魅力も半減でしょう。

オープンドライブにあると便利な装備

全シーズン共通アイテム

帽子
オープンドライブ時は直射日光を受けることになり、頭皮や肌へのダメージケアは必須です。
帽子はそれらダメージ緩和のためには最低限備えておきたいアイテムとなります。

日焼け止め
上記と同じく、直射日光を浴びる環境下になりますので、日焼け対策も必須です。
特に、標高の高い山岳路などへ行く際は、紫外線量も多くなりますので、念入りなケアが必要となります。
日焼け止めは、手についた部分で車内や外装を触ると油汚れになる要因でもあるため、手を洗える環境下でこまめに重ね塗りをするか、ウェットシートがあると良いでしょう。

オープンカーの春の花粉対策

私はまだ花粉症ではありませんが、春先のオープンドライブではやはり花粉が気になるところですね。
私が実施している対策としては以下のとおりです。

マスク
幸い新型コロナウイルスのおかげでマスクが日常的に使用されるようになりました。
運転中にマスクをしていても誰も何とも思わない世の中であり、花粉ガードには効果的であると思います。

エムリットフィルター
エムリットフィルター

出典:株式会社エムリットHP https://mlitfilter.com

エアコンフィルターの製造を中心に手掛けており、抗菌繊維を用いて花粉やPM2.5レベルまで捕集する製品をラインナップしています。
NDロードスター専用設計品も展開されており、私も装着しています。
花粉対策としては、屋根を開けてしまえば同じなのですが、それでもエアコン口からの流入が防がれるだけでも心は落ち着きました。

車内清掃&衣類ケア
車内は車内用抗菌シートや掃除機で清掃を小まめにし、花粉などが残留しないよう注意しています。
また、衣類についても住居内へ持ち込まないよう外で払い落としてから洗濯をするようにしています。

オープンカーの夏の暑さ対策

冷感機能付UVカットパーカー
UVカットパーカー

こちらはユニクロのUVカットパーカーですが、冷感接触機能もあるので、ヒンヤリした着心地で夏場に活躍します。
特に夏の日射は強烈で、日焼け対策も兼ねて長袖にしていますが、UVカット&冷感機能のおかげもあって、半袖でいるより快適です。
さすがに夏場の日中ともなればオープンドライブは厳しいのですが、夏場は朝晩など比較的日射が緩い時間帯に活躍してくれます。

オープンカーの寒さ対策

シートヒーター&足元暖房
車両装備になりますが、シートヒーターさえあれば冬場の寒さは大半が凌げます。
暖房を足元に出し、シートヒーターを入れるだけで、充分な温かさを得ることができます。

FIELD COREジャケット
Field Core

作業着でお馴染みワークマンオリジナルのPBシリーズである「Field Core」。
こちらのジャケットとなります。

こちらは防風・防水機能を兼ね備えており、特に防風面での耐寒性は高く、バイク用のジャケットなども展開されているほどです。

私のNDロードスターは、風の捲込みは少ないものの、やはり冬場にオープンドライブをするには、冷たい空気をシャットアウトする必要があります。
個人的に効果はとても高く感じられ、この下に長袖の冬用Tシャツを着こめば充分です。
運転操作をするうえで、着込まずに済むことも助かっています。

ワークマンのPBシリーズは評価が高く、デザイン性も洗練されてきているのでオススメです。

冬こそオープンカーの季節

さて、基本的に私は1年中可能な限りオープンドライブを楽しみたい人間ですが、日中にオープンドライブを楽しむならどの時季が適しているのか。
それは秋から冬にかけて(=低温環境)だと考えています。

寒さというのは対策次第でクリアできるものです。

逆に、暑さに関しては対策しても難しいでしょう。

便利グッズで紹介した冷感機能のあるパーカーといえど、夏の日中はどうしようもなく、下手をすると熱中症のリスクもあります。
私は、外気温が25度以上の晴天下ではオープンはしない運用とし、夏場は専ら早朝や夜間にオープンドライブを楽しんでいます。

寒さは対策可能と言いましたが、実際のところ、冬場でも私は率先して早朝にドライブをしています。

冬の早朝ドライブの魅力
・道が空いている(冬に限らず早朝ドライブは空いているのが魅力ですね)
・冷たい空気で目が覚めるとともに頭も覚醒、1日のスタートダッシュに最適
・虫も少なくクルマも汚れない

外気温1℃でもオープン

外気温も氷点下10℃近くまでいかない限り、以下3点の防寒対策でオープンドライブを楽しめます。
・シートヒーター
・足元暖房
・Field Coreジャケット

上半身は防風対策のジャケットにより、運転操作に支障がないレベルの着こなしで済み、腰~下半身をシートヒーター&足元暖房で暖めることで、冬の寒さは問題ありません。
最悪シートヒーターは無くても暖房をMAXで運転すれば対応できますので、グレード選びの幅を狭める必要はないと思います。

冬山との撮影も捗る冬のシーズン。
時々通行人から「寒くないの?」と聞かれますが、体感すればわかる心地よさ、といったところです。
冬山を楽しむオープンドライブ

まとめ

・オープンドライブは、暑い時季よりも寒い時季のほうが対応策がある。
・帽子&日焼け止めは年中通して装備が必要。
・夏の日中は熱中症リスクもあり危険。夏場のオープンドライブは早朝や夜間に楽しむべき。
・冬の防寒対策の基本は防風ジャケット。機能性の高い製品を選ぶべきで、オススメはワークマンのPBシリーズ。